生見愛瑠が8月1日、都内で開催された劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」初日舞台あいさつに、鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督と共に登壇。さらに、中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗、フォンチーの「TOKYO MER」チームもサプライズで登場。トーク中、生見のひと言に「TOKYO MER」チームがずっこけてしまう場面があった。
■大海原と火山の島を舞台に喜多見らが奮闘
同作品は、2021年にTBS系の日曜劇場枠で放送されたドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の劇場版第2弾。オペ室を搭載した大型車両「ERカー」で事故や災害現場に駆け付け、患者の命を救うため自らの危険を顧みずに戦う、都知事直轄の救命医療チームの活躍を描く。
沖縄・鹿児島では、離島地域に対応できるMERの誘致活動が活発化。オペ室を搭載した特殊車両「NK1」を乗せたフェリーで、南の海の島々を巡る「南海MER」の試験運用が開始された。「TOKYO MER」チーフドクター・喜多見(鈴木)と看護師・夏梅(菜々緒)は、指導スタッフとして「南海MER」に赴任し、医療が行き届かない離島医療に従事していた。そんなある日、とある南の島で突如として大規模な噴火が発生。溶岩が村を焼き尽くし、飛び交う巨大な噴石が道路や建物を破壊する。噴煙のため、ヘリコプターによる上空からの救助は不可能。そして、海上自衛隊や海上保安庁の到着には、なお数十分を要することが判明する。絶望的な状況の中、島に取り残された79人の全員の命を救うため、喜多見ら「南海MER」は決死のミッションに挑んでいく――。
■鈴木亮平「このメンバーじゃなければ絶対に実現しない映画でした」
登壇した鈴木は「『MER』史上最大の危機、最大のクライシスに、ここに立っているメンバーで、全員が一丸となって挑めたことを本当に誇りに思っています。このメンバーじゃなければ絶対に実現しない映画でした。それもこれも、この『TOKYO MER』シリーズを愛してくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」とあいさつ。
また、今作からの参加となった江口は「この作品(のオファー)を受ける時に、どんな作品なのかちゃんと確認できていなかったんですけど、今日皆さんと会って、また(登壇を待つ間の)舞台裏からどれだけこの作品が愛されているのかを感じて、『久々にいい作品に出させてもらったな』と思って感謝しています」と語った。
■憧れの作品に出演できたことを喜ぶ生見愛瑠「ドラマ時代からずっと見ていた」
その後、生見が「ドラマ時代からずっと『MER』を見ていて、こうして参加することができて本当に今でも不思議な気持ちです」と述懐するなど、「南海MER」のメンバー、そして賀来、石田も真面目に舞台あいさつを進行していく。
そんな中、サプライズで登場した中条ら「TOKYO MER」チームのあいさつでは、中条が「さっきの(登壇前の呼び込みの返事として)『TOKYO MER、出動します』をかまずに言えて、もう今日は終わったと思っているんです」と打ち明けて客席を沸かし、小手が「作品が続いていくにつれて新メンバーがどんどん増えていって、このままOB、OG化が進むと、我々の存在自体がかなりクライシスなことになりますね」と嘆いて爆笑をさらう。
さらに、佐野も「天才看護師役を演じました!」とジョークを交えたあいさつで、鈴木から「天才なんて書いてなかったよ。台本に」と突っ込まれるなど、硬かった空気を和らげていく。
会場を盛り上げる「TOKYO MER」チームに、菜々緒は「安定のうるささ。舞台あいさつクライシス(笑)」とコメントし、鈴木は「舞台裏で『TOKYO MER』チームがガヤガヤしているのを見て、宮澤さんが『陽キャが多いですね』ってボソッと言ってました」と暴露するなど、「南海MER」チームとの雰囲気の違い明かす。
そんな中、司会者から「TOKYO MER」チームのにぎやかさについて感想を求められた生見は「本当におなかいっぱいというか…」と漏らして「TOKYO MER」チームの4人をずっこけさせ、一層会場を盛り上げていた。
◆取材・文=原田健
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