和歌山県高野町で開かれていた「第99回高野山夏季大学」(毎日新聞社、総本山金剛峯寺主催)は3日、講師2人による講演の後、閉講式があった。約350人の受講者に修了証書が渡され、3日間の日程を終えた。
ハーバード大・ソルボンヌ大医学部客員教授の根来秀行さんが「最先端医学と呼吸法、瞑想(めいそう)法」と題して講演。体をリラックスさせる副交感神経や、酸素などを細胞に届ける毛細血管の大切さを説明した上で、呼吸法や瞑想法を紹介し、「健康寿命を延ばしましょう」と呼び掛けた。
続いてモデルのSHIHOさんが「生きがいを見つける~ヨガと密教が導いたウエルネスの道~」をテーマに話した。モデル生活を振り返り、「ヨガに出合い、心と体、精神が元気になった。呼吸といった目に見えないものを意識しましょう」と語り掛けた。ステージ上の椅子に座り、手足の動かし方や呼吸法を一つ一つ説明しながら、受講者と一緒にヨガを実践した。【藤原弘】
Comments