石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」の有志8カ国は3日、オンラインで会合を開き、9月に日量54万7000バレル増産することで合意した。今春以降、供給拡大を加速しており、大幅増産は5カ月連続。需給が緩み価格下落につながる可能性がある。
OPEC盟主のサウジアラビアなどは減産で相場を支える従来の方針を転換し、供給を増やす姿勢を鮮明にしている。
産油国が原油の生産を増やしているのは、トランプ米政権の値下げ要求に応えているためだと専門家は指摘する。米国のシェール生産業者から市場シェアの奪回を狙っているとの見方もある。(共同)
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