新宿マンション遺体 金属バット押収、凶器か 被害者の血液が付着

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男性の遺体が見つかったマンション=東京都新宿区で2025年7月1日午後11時10分、朝比奈由佳撮影 拡大
男性の遺体が見つかったマンション=東京都新宿区で2025年7月1日午後11時10分、朝比奈由佳撮影

 東京都新宿区のマンションで30代男性の遺体が見つかった事件で、新宿区内のレンタルスペースで被害男性の血液が付着した金属バットが見つかっていたことが捜査関係者への取材で判明した。警視庁捜査1課は、バットが被害男性への暴行に使われた凶器とみて調べている。

 事件は7月1日、新宿区新宿6のマンション一室で、住所・職業不詳の成瀬壮一郎さん(当時35歳)の遺体が見つかり、発覚した。

 部屋はアダルトビデオの撮影や画像編集などで使われていたとみられる。室内に成瀬さんの所持品はなかった。成瀬さんの死因は頭部外傷の疑いで、頭部には鈍器で殴られたような複数の痕があった。

 警視庁は、遺体を遺棄したとして、住所・職業不詳、北誠一(30)と埼玉県上尾市の職業不詳、梨本俊弘(31)の両被告をそれぞれ死体遺棄容疑で逮捕。両被告は起訴された。

 捜査関係者によると、新宿区のレンタルスペースで血の付いたバットが見つかっており、警視庁が押収。鑑定の結果、バットに付いていた血は成瀬さんのものと判明した。

 レンタルスペースは梨本被告の名義で借りられていて、成瀬さんの財布やスマートフォンなども見つかった。付近の防犯カメラの映像の解析などから、北被告が成瀬さんの所持品を持ち込んだとみられる。

 成瀬さんは北被告と仕事仲間だったが、梨本被告とは面識がないとみられる。梨本被告は地元の友人の北被告から「片付けを手伝ってほしい」と頼まれたと供述していたという。警視庁は北被告が成瀬さんの死亡の経緯も知っているとみて調べている。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】

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