声楽家・吉武まつ子さん　急性大動脈解離で死去　76歳　長男が報告「もっともっとステージを共に」

　声楽家の吉武まつ子さんが8月1日、急性大動脈解離で亡くなったことが分かった。76歳だった。長男で、歌手・俳優の吉武大地（46）が4日までに自身のX（旧ツイッター）で報告した。

　大地は「突然のお知らせを差し上げますこと、お詫び申し上げます」としたうえで「母・吉武まつ子が令和7年8月1日　享年76歳にて永眠いたしました」と母のまつ子さんの急逝を報告した。

　「母は8月1日（金）18時15分頃に都内外出中に『急性大動脈解離』により倒れ、周りの皆様に助けて頂きながら何とか蘇生を試みましたが、残念ながら19時23分に府中市内の病院で他界いたしました」と明かした。

　「ここに生前のご厚誼を深謝し　謹んでご通知申し上げます」と記した。喪主は長男の大地が務め、葬儀は6日、告別式は7日に執り行われる。

　大地、長女でフラメンコ・ダンサーの吉武萌さん、夫で洋画家・吉武研司さんの連名でコメントも発表。「生前は大変お世話になった皆様には心より感謝申し上げます。そして母を愛していただいた全ての皆様にありがとうございました！」と感謝。「母は歌が大好きで、常に全てをかけてステージに臨み、素晴らしい皆様に関わっていただきながら己の人生を全うしました。本当はもっともっとステージを共にして学びたかった..心から尊敬しています」とつづった。

　「母は生前、たくさんの方々とご縁をいただき　私たちが把握しきれないほど、交流が広く大きく多くの皆様にお世話になっていました。そのため、自分達だけでは全ての連絡が行き届いていない可能性があります。吉武まつ子と関わりのある方をご存じの方がいらっしゃいましたら、このお知らせを周りの皆様にシェアしていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。