トランプ米政権による関税措置を巡る日米合意の履行を求め、赤沢亮正経済再生担当相が再度訪米する方向で調整している。赤沢氏が5日午前の参院予算委員会で、5日夕から9日の日程で訪米すると明らかにした。
米国の関税措置を巡って赤沢氏が訪米するのは9回目。赤沢氏は参院予算委で訪米目的について「自動車関税、自動車部品関税についてしっかりと大統領令が発出されることを促す」とした。既に25％の追加関税が課されている自動車分野について、日米両政府は15％に引き下げることで合意したものの、具体的な引き下げ時期は決まっていない。
また、赤沢氏は15％の「相互関税」についても7日の発動前に日米間で認識に差異がないか確認するとしている。米ワシントンでは日米関税交渉のまとめ役であるベッセント財務長官、自動車分野などを担当するラトニック商務長官と協議する方向で調整している。【横山三加子】
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