俳優、竹野内豊(54)が5日、大阪市北区のTOHOシネマズ梅田で行われた主演映画「雪風 YUKIKAZE」(山田敏久監督、15日公開)の舞台挨拶付き先行上映会に出席した。
戦後80年の終戦の日に公開される同作で竹野内は、太平洋戦争中に沈没する僚艦の仲間たちを次々救助した甲型駆逐艦38隻のうち唯一生き残った実在の駆逐艦「雪風」の艦長、寺澤一利役。
冒頭、MCから〝大阪と言えば〟と問われ「たこ焼き。さきほど召し上がりました」と即答すると、妻役で共演の女優、田中麗奈(45)から「いただきました」と指摘され「(登壇前)取材をやってて、頭がこんがらがってるんですよ」と苦笑した。
しかし、表情を引き締めると「世界が不穏な情勢に包まれる中で日々、私だけではなく多くの方が日常に違和感を感じたりする瞬間があると思う。そんな中で何か俳優という職業を通じてできることはないかと考えていたときに、このお話をいただきました」と主演オファーを受けたときの心境を告白。
「必ず生きて帰る、生きて返す、命をつなげていくことに最大のテーマがあって感銘を受けた。生涯をかけて平和を伝えてきてくださった方々から、私たちがそのバトンを戦後80年というタイミングで受け取る時期だと思う」と語り掛けた。
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