ギャンブル好き芸人としても知られるお笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(53)が5日、ブログを更新。競馬の払戻金に対する課税問題をめぐり、ロビー活動を行っている現状を報告した。
じゃいは20年12月の川崎競馬で6410万6465円の高額配当を手にしたものの、22年6月にYouTubeチャンネルで、払戻金に対する巨額の追徴課税を受け「破産しました」と告白。払戻金で得た所得について、外れ馬券代を経費として差し引いて申告していたが、経費とは認められず追徴課税されたと経緯を説明した。その後、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演した際には、国税不服審判所に不服申し立てを請求し、これに伴う弁護士費用などの寄付を募っているほか、自身のYouTubeチャンネルでは法律見直しに向けた活動を始めたことを報告していた。
馬券の売り上げの10%が国庫納付金に充てられた上で、払戻金にも課税されることから「二重課税」との指摘もある。じゃいは今回の投稿で「競馬の税金で家が買えるほどの額を請求をされて、これはおかしい、見直すべきだと思い、ロビーイング活動を始めた。何人かの政治家の方と対談をした」と報告した。
対談した政治家の中で、れいわ新撰組の山本太郎代表について「僕には彼が嘘を言ってるとか、私利私欲でやっているように見えない。ワンピースで、『私には神の声を聞く力はない。ただ、懸命な人の言葉くらい私にも聞こえる』というセリフがある。まさにこれに当てはまる。政治はよく分からないけど、懸命に見えるのだ」と言及した。
一方で、自身の協力者からは「山本たろう氏と関わってしまうと、他の党が協力してくれなります」との助言も受けたという。「実際にロビーイング活動をして感じるのは、党の派閥。女子高生のランチのグループみたいだ。他のグループと仲良くしてたら嫌悪感を示すみたいな。それによってイジメが始まったみたいな」と自身が受けた印象を記した上で、山本氏について「どっちが悪でどっちが善だろう?彼は熱い男で言葉も巧み。決して感情的になることもなく、どんな人だろうとちゃんと話を聞いている。批判されたとしても、色んな意見があると、話を正面から聞いて、それに答えている。日本のことを国民のことを1番に考えている。僕にはそう見えるのだ」と私見を述べた。
また、「僕はこのロビーイング活動のせいでJRAの仕事は飛んだ。おそらく敬遠されている。活動費もままならないので身銭を切っている」と活動を開始したことによるものとする“弊害”などについても記すとともに、「こんなこと言うのはダサいが、自分の為ではなく、競馬界、競馬ファン、日本の未来の為にやっている。正直、自分にとってはデメリットだらけ。賢い人ならこんな馬鹿なことはしないだろう。それでも、年齢を重ねて、この先何年生きられるか分からないところまできて、自分が正しいと思うことに尽力したいと思った。だからこそ、余計に山本たろうの言葉が響くのかもしれない。今の子供達、これから生まれてくる人達が幸せになれる日本になりますように」と思いをつづった。
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