日本は、古い伝統を守りながらも、新しいものを柔軟に取り入れてきた国です。街を歩けば細やかな心遣いを感じ、旅をすれば思いがけない快適さに出合います。そんな日本らしさを体験したというオーストラリア人2人組。いったい、どんなことに感動したのでしょうか。
◇ ◇ ◇
京都は「アメージング」 箱根は「自然が美しかった」
今回が初めての日本旅行となった、オーストラリア在住のダンさんとジョージアさん。東京や箱根、そして京都、奈良、大阪と近畿地方にも足を伸ばしました。
「京都がアメージングだったけれど、奈良もとても良かった。強羅の自然も美しかった」とダンさん。一方、ジョージアさんは箱根での思い出をこう語ります。
「温泉旅館に泊まったんだ。宿にある浴衣を着てくつろいだり、温泉にも入ったりしてとても楽しかったよ」
整備された日本の交通網に感動
さまざまな土地を訪れたふたり。旅の中でダンさんの印象に、とくに残ったのは日本の公共交通機関の便利さと正確さでした。
「日本語がわからなくても、目的地にスムーズにたどり着ける交通網は本当にすごい。バスは時間通りに来るし、電車の路線はこれだけ入り組んでるのにちゃんと機能してる。私たちの街だったら、電車が4時間遅れるなんてざらにあるし、カオスだから。今日も、東京で4本くらいの路線に乗っているけれど、迷うこともなかったよね」
日本の鉄道やバスの時間の正確さは、多くの外国人を驚かせています。とくに日本の鉄道は、ダイヤの管理が極めて厳格です。さらに、スタッフがホームや車内での案内、乗降サポートなどを徹底し、無駄な遅れを生まない工夫をしています。また、日本の利用者の多くが時間を守ることを大切にしており、マナー違反が少ないことも、列車の正確性にひと役買っているのかもしれません。
移動まで楽しんでいるダンさんとジョージアさん。今回の旅で見つけた感動は、次の日本旅行への期待につながっていきそうです。
Hint-Pot編集部
Comments