
26、27の両日に毎日新聞が実施した世論調査で、次の首相にふさわしい人について尋ねたところ、一番多かったのは20%の石破茂首相だった。高市早苗前経済安全保障担当相(15%)や国民民主党の玉木雄一郎代表(8%)、小泉進次郎農相(8%)らが続くものの、支持は分散傾向にある。「ポスト石破」を巡る状況は混沌(こんとん)としている。
自民党支持層を分析すると最多は46%で石破首相だった。高市氏が16%で続き、小泉氏は13%、林芳正官房長官が5%。岸田文雄前首相は4%、小林鷹之元経済安保担当相は3%で、首相に支持が集まっている。
立憲民主党支持層では野田佳彦代表を挙げたのは28%にとどまり、首相の30%を下回った。日本維新の会支持層では首相が21%で小泉氏の20%と拮抗(きっこう)している。国民民主支持層では玉木氏が38%で最も多く、高市氏が22%で続く。
参政党支持層で最も多かったのは高市氏で32%だった。立憲や維新では石破首相に支持が集まる一方、参政は高市氏が圧倒した。年代別でみると、18~29歳では玉木氏が16%で最多。30~40代は高市氏、50代以降は首相がトップだった。
与党は衆参で過半数に届かないため、連立の組み替えか野党連携が必要になる。望ましい政権の枠組みを尋ねた。一番多かったのは…
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