27日午後6時10分ごろ、福岡県大牟田市橋口町で、通行人の男性から「硫黄のような臭いがする」と110番があった。県警や大牟田市消防本部によると、付近の三井化学大牟田工場から、有毒の可能性があるガスが漏れたという。付近の住民や工場の従業員など20人以上が「気分が悪い」と体調不良を訴え、このうち約10人が救急搬送された。重症者はいないとみられる。
この影響で、付近で開催されていた大牟田市の夏の風物詩「おおむた大蛇山まつり」が中止になった。
県警などが詳しい状況を調べている。【栗栖由喜、池田真由香、降旗英峰】
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