訪日外国人が驚きを示すのは、食事のおいしさや文化体験だけではありません。ときに、意外なものが彼らの気を引くこともあるようです。ウクライナ人の女性は、日本で目にした光景を母国と比較し、興味深く思っているそう。いったい、どんなものを見たのでしょうか。
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日本人の夏ファッションに驚き
ウクライナから来日し、京都で3年間暮らしたオクサナさん。新たな仕事のために日本を離れることになりましたが、そんな彼女が日本で驚いたことのひとつを教えてくれました。
「日本の夏はとっても暑いのに、日本人はあまり肌を見せないファッションや、体のラインを隠すファッションをしますね。夏に重ね着するのは、ウクライナだとあり得ないです。タンクトップやキャミソールだけで外に出ます」
日本の夏は高温多湿で、気温自体も上昇傾向にあります。それでも肌や体のラインを見せないのは、日本人の意識や、そこからくる文化の違いが関係しているのかもしれません。オクサナさんの母国・ウクライナでは、対照的に肌を出した涼しげなスタイルが一般的なようで、服飾文化の違いを興味深く思っている様子です。
また、日本人の服装について「日本人の女の子たちは、デニムやジャージの上にひらひらのスカートをはいたり、日焼けしたくないのか、長袖の上着を着たりしている人もいますよね。京都の人はおしとやかな格好をしている人が多かったけれど、東京はもっと自由でファッションの幅が広く、みんなの個性を感じました」とも話します。
日本暮らしを通じ、意外なところに文化の違いを見つけたオクサナさん。また日本へ来たときも、新鮮な視点で、日本への興味を深めてくれるとうれしいですね。
Hint-Pot編集部
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