警視正を書類送検 免許失効で運転疑い 「本当に恥ずかしい」 群馬

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群馬県警本部=前橋市で2023年7月6日午後0時39分、西本龍太朗撮影 拡大
群馬県警本部=前橋市で2023年7月6日午後0時39分、西本龍太朗撮影

 自動車の運転免許を失効した状態で乗用車を運転したとして、群馬県警本部の部長を務める警視正が道交法違反の疑いで書類送検されていたことが県警への情報公開請求などで判明した。7月14日付。警視正は免許の更新を失念したといい、「本当に恥ずかしく思っている」などと反省しているという。

 同課によると、警視正は免許の更新手続きを失念し、今年に入ってから約1カ月にわたり免許を失効。その間に乗用車を運転した。「公私ともに多忙だった。本当に恥ずかしく思っている。今後は各種法令を順守して職務に務めたい」などと説明したという。

 同課は「個人の特定につながる」として、運転の詳しい日時や所属を明らかにしていない。毎日新聞などが交通部長に取材を申し込んだところ、担当者から「取材の窓口は監察課に一本化している」として回答を得られなかった。

 免許失効の認識がなく運転した場合、立件しないのが一般的だが、県警は立場などを鑑みて送検したという。鈴木徹・首席監察官は「幹部職員による非違行為について、警察組織全体の信頼を大きく失墜させるものであり、厳正に処分した。指導および業務管理を徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを発表した。【加藤栄】

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