嵐・櫻井翔が主演を務める連続ドラマ「放送局占拠」(日本テレビ系、土曜午後9時)の第4話が2日、放送され、武装集団「妖(あやかし)」のリーダー「般若」が武蔵三郎(櫻井)の義弟、伊吹裕志(加藤清史郎)だったことが明らかになった。また父の無実を証明するため妖となった「化け猫」が入山杏奈、「河童」は柏木悠だった。
「放送局占拠」とは?
2023年の「大病院占拠」、24年の「新空港占拠」から続く人気シリーズの第3弾で、櫻井演じる刑事が、武装集団が占拠する現場に立ち向かうタイムリミット・バトル・サスペンス。第1作では鬼の面、第2作では干支の面をかぶった武装集団が登場したが、今作では妖怪面で隠された妖が放送局を占拠する。
武蔵(櫻井翔)の前で面を脱いだ般若は伊吹(加藤清史郎)だった
テレビ局を占拠した妖と「青鬼」大和耕一(菊池風磨)の接点を突き止めようとした武蔵が妖のワナにハマり、毒死の危機に陥った。90分以内に武蔵の体から毒を抜かなければ、命が尽きるという状況下、焦る武蔵をあざ笑う般若は、武蔵の命を助ける条件として、人質としてとらわれている東京都知事、大芝三四郎(真山章志)の闇を暴けと要求した。大芝の罪は、建設会社との官製談合と、それを告発しようとした秘書の殺害。そして「唐傘小僧」の正体は、秘書の夫、小笠原舷太(駿河太郎)だった。さらに、大芝の罪をテレビ局ディレクター、日出哲磨(亀田佳明)がもみ消そうとしていたことも発覚。武蔵は日出の闇を暴くために動き出した。一方、捜査官の伊吹は、裏社会の始末屋「のっぺらぼう」の真の正体を知って驚がくする。そんななか、大芝が「傀儡子(くぐつ)が全てを操ってる」と言い残し、絶命した。
指揮本部内で都知事が殺害される前代未聞の事態に捜査員たちは騒然。 仕掛けた人物がまだ近くにいるはずと考えた警備部長の屋代圭吾(高橋克典)は、直ちに建物を封鎖して犯人を捜索するが、不審人物は見つからなかった。内部の犯行を疑う捜査員の本庄杏(瀧内公美)は、警察に紛れ込んだ敵をあぶり出すため、情報分析官の志摩蓮司(ぐんぴぃ)に極秘任務を命じた。
一方、2時間以内に日出の闇を暴かなければ、日出は釘刺しにされて死に至る。急ぐ武蔵が、5年前の事件を調べると、日出は、自分が犯したのぞきと盗撮の罪を新聞記者の高津国光になすり付け、自殺に追い込んでいた。父の無念を晴らすため高津の息子、波留斗(柏木)が妖の河童に、娘の美波(入山)が化け猫となっていた。美波は詐欺グループ「幻獣」の元メンバーで、指揮本部は妖と幻獣の関係を調べ始める。そんななか、般若は人質の命と引き換えに、武蔵に自分自身の闇を突き止めろと要求した。 そして、武蔵の前で面を脱ぐと、 その正体は、大和に拉致された伊吹だった。
加藤清史郎コメント
「台本を頭に入れることがこんなにも大変だったのは、多分これまでの人生で初めてでした。これは意図せずに毎度やっている癖なんだなと気付きましたが、台本を読み返したり覚えたりする際、自分の出ている場面をひと通り読み終わって次の場面に移った時、そのシーンは読むのを飛ばしがちなんですよね。基本的にそこに(自分)は出ていないので。でも、いるんです。そこにも、同一人物が違った名前で(笑)。
ページをめくるごとに、
伊吹 般若 伊吹 伊… 般若 般若 伊吹 般若 伊吹
加えて時系列まで、
1ヶ月前 現在 現在 現在 数ヶ月前 現在 数年前 数ヶ月前 現在
みたいな感じで…。
その都度その都度、この時の伊吹は…? と…。
監督をはじめとするスタッフの皆様と、コミュニケートしながら挑む撮影の日々。ここで、こうだからこうしてみましょっか、俗に逆つながりだなんて言いますが、そんなことをあーでもないこーでもない言いながら、一つの作品を、1人の人生を紡いでいく作業をとても楽しみながらこの作品と向き合わせていただいております。まだ多くは語りません。いや、“語りません”というより、“語れません”が正しいかもしれませんですね(笑)。“伊吹裕志”という名前にもある通り、強く高い志を持つ彼がなぜ人間を捨て、般若となる覚悟を決めたのか。『皆様には最後まで見届けていただこうと思います』」
入山杏奈コメント
「はじめましての方も、お久しぶりの方も、いらっしゃるかもしれません。今回、ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』と同じ世界線で“高津美波”として、この占拠シリーズに出演できることになりうれしさでいっぱいな反面、『出所してすぐに!?』と驚きの気持ちでもあります。衣装合わせの日には偶然猫がプリントされたTシャツを着ていて、化け猫との縁を感じました。今のところ、素顔がわからないあと2人の妖は一体誰なのか、私たちは何のために放送局を占拠したのか。引き続き考察を楽しみながらご覧いただけると幸いです」
柏木悠コメント
「今まで大病院と新空港どちらのシリーズも視聴者として楽しんでいたのが、今回まさかの妖役での出演でとてもうれしかったです! 台本を読んでいく中で次々と訪れる緊迫したシーンに僕自身もハラハラしました。実際、妖役になって演じてみて、この役の大変さが分かり、歴代の武装集団役の先輩方を尊敬しました。素敵な作品に携われることを誇りに思います! ぜひ最後までご覧ください!」
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