影となり炎天ありく兄妹 小平市 中澤清
<評>野坂昭如著『火垂るの墓』の清太と節子を連想した。焼け跡で餓死した2人のような兄妹が、今も炎天をさまよっている。
八月や防空壕(ごう)出て八十年 佐倉市 松戸文彦
<評>80年、さまざまな変遷があったが、8月は、防空壕を出て出合った8月のままである。
空蟬(うつせみ)や銃が国家でありし頃 東…
影となり炎天ありく兄妹 小平市 中澤清
<評>野坂昭如著『火垂るの墓』の清太と節子を連想した。焼け跡で餓死した2人のような兄妹が、今も炎天をさまよっている。
八月や防空壕(ごう)出て八十年 佐倉市 松戸文彦
<評>80年、さまざまな変遷があったが、8月は、防空壕を出て出合った8月のままである。
空蟬(うつせみ)や銃が国家でありし頃 東…
◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.
Comments