染谷将太、大河『べらぼう』歌麿を演じていて気づいたこととは? 「それが歌麿の弱さでもあり…」

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俳優、横浜流星(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(日曜後8・0)。喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ)役を演じる俳優、染谷将太(32)のオフィシャルコメントが到着した。

※以下、第30回「人まね歌麿」(8月10日放送)のネタバレを含みます。

染谷演じる歌麿は、美人画で江戸に旋風を巻き起こした天才絵師。8月10日放送の第30回「人まね歌麿」では、蔦重(横浜流星)から〝歌麿ならではの絵〟を描いてほしいと言われるが、これまで他の絵師の画風をまねしていた歌麿は葛藤。幼い頃に絵を教わった絵師・鳥山石燕(片岡鶴太郎)と再会し、弟子入りする展開が描かれた。

――歌麿が「枕絵(まくらえ)」に挑戦する意味とは?

歌麿の直感的にここは避けて通れないというか、枕絵に挑戦してみないと、きっとこの先には行けないというのを感じたんだと思います。描こうとすると過去のトラウマが出てきて、魂のこもった作品を作るには生みの苦しみはあるとは思いますが、歌麿はそれがすごく重いと言いますか。演じていて気づいたのは、幻覚を〝自分から出しにいっている〟感じがしたんですよね。きっとそれが歌麿の弱さでもあり、同時に、表現しようと絵に自分の思いをぶつけようとすることができるからこそ天才絵師なんじゃないかなとも思いました。

――鳥山石燕の存在について

石燕先生は蔦重とはまた違う形で受け入れてくれた師であって、「お前には見えるはずじゃ」っていうのは、歌麿にしか描けない絵があるんだぞということを感覚的に教わったような気がしました。さらに歌麿の目に映ったものは、例えば花一つ描くにしても、命や美しさというものを絵として落とし込める才能があるんだぞって言ってるようにも聞こえました。 

――鳥山石燕に弟子入りして

久々に何も考えず、思うがままに、目的がない絵を描き始めます。自分が絵を描くのが好きっていうのはこういう感覚だったよなっていうのをもう一回感じ直せた、もう一度原点に戻れた、そんなシーンだったと思います。蔦重がいなかったら、外に出てまた絵を学ぶということもできないと思いますし、帰るところがあるからこそ、一歩外に踏み出せるようになっていってるのかなとも思いました。蔦重は拗ねながらも見送ってくれたんじゃないかなと思っています。

■染谷 将太(そめたに・しょうた) 1992(平成4)年9月3日生まれ。東京都出身。7歳で子役デビューし、2001年に「STACY」で映画初出演。主演作は映画「寄生獣」、日中合作映画「空海―KU―KAI―美しき王妃の謎」など。NHK連続テレビ小説「なつぞら」、NHK大河「麒麟がくる」など話題作にも多数出演。15年元日に女優、菊地凛子(44)との結婚を発表し、16年10月に第1子、19年3月に第2子(ともに性別非公表)の誕生を報告した。

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