俳優の村井國夫(80)、音無美紀子(75)夫妻が12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。村井が心筋梗塞で入院した後日談を明かした。
2019年に心筋梗塞で救急搬送され、舞台公演を降板した村井。音無は「2回公演が終わって家に帰って来て、お風呂に入ってベッドに来た途端に“おかしい”って言い始めて救急車を呼んだ」と当時を回想。到着した救急車に乗せたところで村井の心臓が止まったといい、音無は「救急車に乗ったら“奥さん手を離して!”って。何が始まるのかなと思ったら、(電気ショックで)バンッて。(夫の体が)飛び上がりました」と緊迫した状況を語った。
一度は意識を回復したものの、病院到着直前に再び電気ショックで処置。司会の黒柳徹子が「着いたら“入院しない”ってゴネた?」と質問。村井は「ちょうど舞台中だったんで、明日もあるわけだから。手術をしたら明日は絶対無理。だから“手術をしない”って」と打ち明けたが、付き添った音無と担当医が村井を説得した。
しかし村井は「女医さんなんですけど、凄いクサいセリフで説得を」とニヤリ。「“元気になってもう1度皆さんを喜ばせるような芝居をしてください。その時は必ず見に行きますから”っておっしゃる。俺はそれを聞きながら、“ああ〜セリフってこうやって書いたらクサいな〜”って。役者のサガですね」と笑わせたが、最終的には手術を了承。「“しょうがない、分かりました”って言ったらハサミでジャーッと」とTシャツを切り裂かれ処置が始まったという。
そして村井はその後日談を披露。「5年後に僕のミュージカルというかコンサートがあったんですけど、突然お手紙とTシャツが届いた。見るとあの時の救急医の先生。“長いことお元気になられたかどうか心配しておりましたが、拝見に参りました”というお手紙とTシャツ。それが切ったブランドのTシャツだった」と明かし、そのTシャツは「着れなくて置いてある」と大切にしていることを打ち明けた。
これに音無も「感動的なお手紙だった」と同意。救急搬送直後はコロナ禍のため「私たち医療従事者は見に行けなかった」との言葉があったといい、「明けて5年経った、その間村井さん出演の情報を見ていたんですって。それで来ましたっていうお手紙で感動しちゃって」と伝えると、村井は「(自身の公演は)ご覧になったんだけど会えなかった。名前は書いてあるけど住所も電話番号も書いてらっしゃらない。楽屋にもいらっしゃらなかった」と吐露。「ぜひご連絡いただければと思います」と画面を通して呼びかけていた。
村井國夫 6年前に心筋梗塞で緊急手術 5年後自身の楽屋に届いたものに感動「名前は書いてあるけど…」
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