広陵の出場辞退 SNS大炎上の理由を識者が分析 「これに関して説明が少なかった」こととは

Date: Category:エンターテインメント Views:1 Comment:0


 組織の危機管理に詳しい桜美林大の西山守准教授が11日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)に生出演し、部員の暴行問題が発覚し、第107回全国高校野球選手権大会の途中辞退を」発表した広陵(広島)の問題について、見解を示した。

 広陵を巡っては、1月、寮内での2年生部員4人による1年生部員1人への暴力行為が発覚。翌2月に暴力行為の事実関係を日本高野連に報告し、3月に日本高野連から厳重注意処分を受けた。被害部員は同月末に転校している。その後、暴行事案がSNSで拡散。今月7日の旭川志峯(北北海道)との初戦では3−1で勝利し、2回戦進出を決めていたが、10日に同校の堀正和校長が2回戦以降の出場を辞退すると明らかにした。

 事実関係が調査中の中で迫られた、出場辞退の決断だった。西山氏は「非常に判断が難しかったと思います。今の時点で事実関係がまったく明らかになっていない状況で、SNSの批判、誹謗中傷がかなり拡散してしまった。そういうことで言うと、SNSが非常に恐ろしい状況になったなという象徴的な事案だったと思います」と指摘。「辞退(するか)どうかという以前に、明らかになった段階で、もう少し説明の仕方、情報の出し方というのをうまくやっていれば、もう少し批判は抑えられたのかなという部分もあった」と分析した。

 SNS上では別の事案も拡散していたが、学校側は6日に発表した文書で、「SNS上などで取り上げられている情報について関係者に事情を聴取した結果、新たな事実は確認できませんでした」とした。西山氏は「結局、人々が知りたいのは、最初の事案ではなくて、新しくSNSで出てきて批判が起きている事案だったということになる。これに関して説明が少なかったかなと思います」と推測。

 一方で、第三者委員会の設置で調査が行われることも明らかにされており、「そういった調査をしっかりやって、公表しますと。公表に合わせてしっかりした対処を後で行っていきますということを、早い段階で表明していれば、ここまで批判が広がらなかった可能性もある」と述べた。

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.