<1分で解説>万博会場や最寄り駅で大勢が一晩足止め 原因と影響は

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万博会場からコスモスクエア駅に到着し、帰宅のためにタクシーを待つ人たち=大阪市住之江区の同駅で2025年8月14日午前0時55分ごろ、林みづき撮影 拡大
万博会場からコスモスクエア駅に到着し、帰宅のためにタクシーを待つ人たち=大阪市住之江区の同駅で2025年8月14日午前0時55分ごろ、林みづき撮影

 大阪・関西万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)に乗り入れる唯一の鉄道ルートである大阪メトロ中央線で13日夜、電気系統のトラブルがあり、夢洲―長田間の全線で一時運転を見合わせました。夢洲駅や会場内では多くの来場者が足止めされ、一夜を過ごしました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「大阪・関西万博の鉄道トラブル」を解説します。

Q どれくらいの人が足止めされたの?

A 日本国際博覧会協会(万博協会)によると、13日午後9時半時点で会場内には約3万人がいましたが、実際に何人が会場で一夜を過ごしたかは分かっていません。

Q 体調が悪くなった人もいたの?

A 大阪市消防局によると、14日未明までに「体調が悪い」などの119番が40件あり、小さい子どもから80代までの36人が救急搬送されました。熱中症などの疑いもありましたが、いずれも軽症ということです。

Q 前にも同じようなトラブルがあったの?

A 4月22日夜にも中央線で車両故障があり、約1時間運転を見合わせて万博会場の来場者ら約4000人が足止めされました。

Q 運転は再開されたのかな。

A 14日午前5時25分に全線で運転を再開しました。大阪メトロによると、車両に電気を供給する「サードレール」で停電が発生し、レールの継ぎ目を補う部分にあるシートを撤去したところ、送電できるようになったそうです。

Q 14日の開場時間はどうなったの?

A 万博協会は14日、会場の準備のため開場時間を通常より1時間遅い午前10時にいったん変更しました。しかし、朝から大勢の来場者が列を作ったため実際には午前9時半に開場し、一夜明けても混乱が続きました。

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