宝塚 雪組トップ朝美絢 御園座『パリのアメリカ人』開幕!名古屋めしを「情熱を持って食べ尽くしたいw」

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 宝塚歌劇雪組トップスター朝美絢主演のミュージカル「パリのアメリカ人」が14日、名古屋・御園座で初日を迎えた。

 1951年公開のミュージカル映画「巴里のアメリカ人」をもとに、2014年にパリでミュージカル化された作品。第二次世界大戦が終わったばかりの1945年。画家として新たな人生を歩み出そうと、パリに駐在していたアメリカの軍人ジェリー。ショーマン志望のアンリと作曲家志望のアダムと芸術家同士の固い友情で結ばれていく。そんなとき街角で一目惚れしたバレリーナ志望のリズと、運命的な再会を果たすジェリー。だがリズはアンリとアダムからも想いを寄せられ…。パリを舞台に、愛と友情に揺れ動く若者達の姿を、鮮やかに描かれた極上のミュージカルが、宝塚らしい作品に仕立てられた。

 朝美は舞台に出てきただけでスポットライトに負けない輝きを見せる。お金持ちの米国人女性の恋の相手に指名されるのも納得の美しさ。また戦争で心に傷を持ちながらも、前向きに生きるジェリーの姿が目の輝きからも伝わる。その一方で、明るさの中に潜む苦悩もきっちりと演じ上げた。

 瀬央ゆりあは、お金持ちのお坊ちゃんだが、親に隠れショーマンを目指すアンリ役は、歌の得意な瀬央にぴったり。お金持ちで優し過ぎるように見えて、芯もあり…瀬央の人柄にもマッチし、足し算引き算がきっちりと計算された役作り。朝美とも丁々発止のやりとりで、同期の絆も見せた。

 また101期の縣千はアダム役。95期の朝美、瀬央のとは6学年差あるが、それを感じさせない押し出しの強さ。美しい3人の並びを見せた。

 ヒロインのリズは音彩唯。今回、2026年2月で退団するトップ娘役の夢白あやは出演しておらず、数々の作品でヒロインや大劇場でもヒロインに次ぐ役を演じてきた音彩が朝美と組んだ。以前は美少女のイメージが強かった音彩だが、悪女役など様々な役をこなし、今回も過去に秘密を持つ女性をきっちりと演じ上げた。首席入団しており、技術的にも高い。歌だけでなくダンサーとしての力量も見せた。

 終演後、透真かずき副組長から「ジュリーを演じた名画伯、朝美絢さんです」と紹介されると「悪意を感じますが…名画伯の朝美絢です」と客席の笑いを誘った朝美。「歌って踊って芝居して沢山のエンターテインメンとが詰め込まれた作品で、幸せです」とあいさつした。さらに「名古屋めし」についても言及。「うなぎ、きしめん、手羽先など美味しい物が多いので情熱を持って食べ尽くしたい。すでに鰻は2食、食べました」と茶目っ気たぷりに明かしていた。

 9月4日まで。

(よろず〜ニュース編集部)

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