俳優の木村拓哉(52)が、並々ならぬ責任感で撮影に臨んでいる――。
木村は14日、自身のインスタグラムを更新。「しっかり歯も磨いたし、いざ撮影現場へ! きっと今日も刺激的な瞬間が沢山あるんだろうなぁ…」とつづった。
何の撮影かは明かさなかったが、制作関係者によれば、来年公開予定の主演ドラマ「教場」シリーズ(フジテレビ系)初となる劇場版の撮影だという。
木村は「教場」で、警察学校を舞台に訓練生を厳しく育てる教官・風間公親役。2020年にフジテレビ開局60周年特別企画として前後編ドラマで放送され、ともに世帯平均視聴率は15%超え。翌21年に単発ドラマとして「教場Ⅱ」、23年には連続ドラマとして「風間公親―教場0―」が放送された。今年4月にスペシャルドラマが放送予定だったが、延期を発表。フジはスケジュールの問題などと説明したが、5月に前後編の2部作となる劇場版としての26年公開を発表していた。
「春からスタートした撮影ですが、すでにクライマックスのシーンの撮影を終えました。木村さんは教場初の映画化ということで、これまで以上に監督ら制作陣や共演者と意見を交わしながら撮影に臨んでいました。『ドラマではできないスケール感を出したい』という木村さんの希望もあり、圧巻のシーンが見られるはず」(同)
撮影にあたって、さまざまな覚悟を背負っているという。まずはフジが社運をかけた映画であるという点だ。元SMAP・中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の問題で、同局は放送収入が激減した。
木村は昨年12月公開の主演映画「グランメゾン・パリ」が興収40億超えで、衰えぬ〝キムタクブランド〟を証明したばかり。「局内では、大ヒットすれば、フジのイメージを回復する一つのきっかけにもなる」(局員)と期待されている。
さらに、自身が所属するSTARTO ENTERTAINMENTは、7月から元フジ専務で元テレビ西日本社長の鈴木克明氏が新社長に就任し、新体制をスタートさせたばかりだ。
「STARTO社では、タレントとしてトップの立ち位置で、責任感を持って発言する機会も増えている。ドラマや映画などさまざまな仕事で後輩たちとの共演が増えており、木村さんの活躍が後輩に好影響をもたらすのは間違いないですから」(テレビ局関係者)
教場を大ヒットさせて〝救世主〟となるか。
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