九州の大雨被害 各地でボランティアが本格化 センター開設も

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熊本市に開設された災害ボランティアセンターで、被災者からの支援依頼の電話に対応するスタッフら=熊本市西区で2025年8月15日午前11時13分、中村敦茂撮影 拡大
熊本市に開設された災害ボランティアセンターで、被災者からの支援依頼の電話に対応するスタッフら=熊本市西区で2025年8月15日午前11時13分、中村敦茂撮影

 九州北部を襲った記録的大雨で、熊本市は15日、災害ボランティアセンターを開設した。県内の他の多くの自治体でも開設が進んでおり、浸水した家屋の片付けや土砂の撤去を援助するボランティア活動が本格化している。

 熊本市のセンターは西区の花園まちづくりセンターに設けられた。市内の床上・床下浸水被害は140軒に上っており、この日から現地へのボランティア派遣を開始した。センターではスタッフが支援を求める被災者からニーズの聞き取りにあたっていた。

 被災者からのボランティア派遣の要請は、市ホームページの入力フォーム(https://logoform.jp/f/eoGbb)か専用電話(080・9704・6805、同6928、午前9時~午後4時)で受け付けている。一方、ボランティアへの参加申し込みは市のスマートフォン用の公式アプリ「くまもとアプリ」のみでの受け付けとなる。

 センター開設は24日までを予定。森口真由美・副センター長は「一人暮らしの方や障害のある方など、自分だけでは片付けができない被災者が多くいる。協力をいただきたい」と呼び掛けた。

 熊本県によると、八代、玉名、天草、上天草、宇城、美里、玉東、氷川、甲佐、長洲の各市町にも災害ボランティアの窓口が設置されている。申し込み方法や参加条件は各自治体や社会福祉協議会のホームページで案内している。【中村敦茂】

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