落語家の林家木久扇(87)が15日、BSフジ「BSフジLIVE プライムニュース」(金曜後8・00)に生出演し、終戦の日を回顧した。
節目の80年目の終戦記念日を迎えたこの日、各地で戦没者追悼集会が行われた。東京・日本橋に生まれ、終戦時に7歳だった木久扇。これまで戦争体験を語ることはほとんどなかったが、多くの著名人たちが終戦体験を語った「私の八月十五日」に寄稿したことを機に、悲惨な体験をあえて後世に残す決意をしたという。
1945年8月15日、昭和天皇の玉音放送により、国民は太平洋戦争の終結を知った。木久扇は「今日はいいお天気で、陽気に恵まれていましたけど」と前置きし、80年前の当日について「8月15日というと、すぐ浮かぶのは、終戦の天皇陛下のお声、それを聞いた小学校の庭に土下座して、正座していて、砂利が足に食い込んでいて…それをスパっと思い出しますね」と振り返った。
多感な小学校1年生だった木久扇にとっても、衝撃的な光景だったという。「自分が通っていた学校で正座して、近所の人も母親も泣いていて。異様な風景で。そんな風景って、ないですよね。感性が鋭いですから、これどうしちゃったんだろうって、その衝撃がずっと残っています」と思い起こしていた。
林家木久扇 80年前の終戦の日を回顧 「小学校の庭に正座して、砂利が足に食い込んで」
I want to comment
◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.
Comments