静岡の銭湯の魅力発信へ 初代大使にタレントの汐川ほたてさん

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自ら手掛けた公式キャラクターのイラストを手にポーズを取る汐川ほたてさん=静岡県富士市の「富士見湯」で2025年7月31日午後2時41分、丹野恒一撮影 拡大
自ら手掛けた公式キャラクターのイラストを手にポーズを取る汐川ほたてさん=静岡県富士市の「富士見湯」で2025年7月31日午後2時41分、丹野恒一撮影

 静岡県公衆浴場業生活衛生同業組合は県内で8軒まで減ってしまった銭湯の魅力を広く発信してもらおうと、シンガー・ソングライターでタレントの汐川ほたてさん(31)を初代の「しずおか銭湯大使」に任命した。

 同組合によると、1961年に県内に319軒あった銭湯は、住宅事情やライフスタイルの変化で減少。現在は静岡、浜松、焼津、下田各市などに計8軒が残るだけになっている。

 そこで、各地の銭湯を巡ってステージや交流サイト(SNS)で発信し、全国組合公認イメージソング「おいでよ銭湯!」も歌っている汐川さんに大使就任を依頼した。7月31日に富士市の「富士見湯」で行われた任命式で汐川さんは「銭湯は災害時に地域の皆さんの衛生を保つ役目もある。広い静岡県にいい具合に点在している銭湯をこれ以上減らさないために頑張る」と意気込みを語った。

 大使就任にあたり、汐川さんは富士山をイラスト化した公式キャラクター「ふじ氏」も自らデザイン。今後、LINEスタンプも作る予定という。県組合の吉川隆之理事長は「『銭湯トレーディングカード』の制作やスタンプラリーも企画したい。地域だけでなく広い範囲から来てもらい、銭湯の新しい楽しみ方を発見してほしい」と話す。【丹野恒一】

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