全国高校野球選手権大会は第12日の17日、阪神甲子園球場で3回戦があり、東洋大姫路(兵庫)が西日本短大付(福岡)に3―2で勝ち、2011年大会以来、14年ぶりに準々決勝に進んだ。
三回途中から救援したエース右腕の木下鷹大(ようた)投手(3年)が無失点で締めた。
試合後の東洋大姫路の岡田龍生監督の主な談話は次の通り。
東洋大姫路・岡田龍生監督
「木下、なんとか頑張ってくれ」と祈る気持ちだった。(継投機は)3点目を取られると厳しいと思った。スパッと代える考えはあった。バント失敗やエラーがあって、普通は流れが悪くなるが、バッテリーがよく考えてやってくれた。バッテリーの勝利です。
<中盤に打線が奮起>
変にうまく打とうと、当てにいっているところがあった。「それは駄目や。うちはフルスイングすることになっているから、どんどん思い切って振れ」と言いました。
<4番・白鳥翔哉真(ひやま)選手(3年)が勝ち越し打>
いつも言うんですけど、あの子はコツコツ真面目に、本当に頑張る子。ああいう選手が結果を出してくれるのはうれしいですね。
<木下が好救援>
あの子の粘り強さが出ましたね。
それと、捕手の桑原(大礼=おおら=選手=3年)がよくリードしてくれた。1年生からマスクをかぶって、一番怒られていた子。その中で、ここまでやってきた成果が経験値として出ているのかな。怒っておいて良かったなと。
<準々決勝は沖縄尚学と対戦する>
投手も野手も、レベルが高い。関西の野球で、なんとか粘り強くやりたい。
みんな能力が高いですね。今日の西日本短大付もバッティングがいい。見習わなあかんなと。コンパクトに、しっかり振ろうという気持ちがある。ああいうバッティングをしていかないと。
きっちりライナーで、ヒットを打っていくことですね。甲子園で勝とうと思ったら、そういうバッティングが大事。今回で、よりそう思いました。(前任の大阪の)履正社で2019年に優勝した時とは全然違いますね。
夏は打てないと勝てない。投手もみんな、春よりいい。バットを振れる力をつけないと。ひ弱だと、甘い球が来ても力負けしてしまう。(低反発の)バットに関係なく、打てないと勝てないと思いますね。
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