ソフトバンク・緒方理貢、攻めの三盗 「もう一度ここで活躍する」

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○ソフトバンク1―0ロッテ●(17日・みずほペイ)

 ソフトバンクの緒方理貢が攻めの走塁で勝利に貢献した。

 出番は0―0の九回。近藤健介が四球で出塁すると、小久保裕紀監督は即座に緒方を代走に送った。

 緒方は、ロッテ・益田直也の暴投で二塁へ進むと、益田の特徴や癖を思い出していた。「変化球なら走るチャンスがあるはず」

 1死一、二塁となり、牧原大成の初球の変化球でスタートを切ると、緒方の足が送球よりわずかに早く三塁に届いた。直後に牧原の右前打でサヨナラのホームを踏んだ。

 緒方は2021年に育成5位でソフトバンクに入団。昨季の開幕前に支配下登録されると、俊足をいかした代走や守備固めとして存在感を示してきた。

 だが、今月5日に再調整で登録を抹消された。気落ちしたが、1軍の試合を映像で見て、「もう一度ここで活躍するんだという気持ちになった」と奮い立った。

 15日に1軍に復帰すると、その試合の七回に代打で登場し、遊撃へのボテボテの当たりで全力疾走してヘッドスライディング。内野安打で出塁し、山川穂高の満塁本塁打で生還した。ヘッドスライディングで左手の親指を負傷したが、「骨は折れていないので大丈夫」と試合に出続ける。

 小久保監督は、気持ちの面であえて2軍に行かせたことを示唆した上で、「(ロッテ3連戦での)2勝は緒方の活躍が大きい。立派な勇気を出して、より一層存在感を示した」とたたえた。

 「自分は1試合ごとにやるしかない立場。どんどん攻めていく」。緒方は力強く言い切った。【林大樹】

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