「あんぱん」脚本家ポツリ「嘘だったんだ」父は爆撃で5本の指失うも娘に事実伏せユーモアで説明

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NHK総合「ファミリーヒストリー」は11日の放送で、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の脚本家、中園ミホ氏(66)のルーツに迫った。

中園氏の父弘光さんの先祖は大分県宇佐市出身。弘光さんは成績優秀で読み書きにもたけていたという。そしてパイロットを目指すために鹿児島航空隊の第15期甲種飛行予科練習生となった。予科練の最大の目的は特攻隊だった。国に命をささげる覚悟だったがある日、激しい空襲に遭った。その時の爆撃で右手の指3本、左手の指2本を失い、目にもケガを負った。操縦かんを握ることができなくなった。

そして戦後。弘光さんは3本の指を失った右手で文字を書く練習を必死に繰り返したという。番組で公開された弘光さんの文字は達筆だった。

そして上京。フリーランスの記者として執筆にカメラ撮影に精を出した。ある日、オーディションに参加した女性に目が止まる。のちの妻となる緑さんだった。「写真を撮らせてもらえませんか」の言葉から交際開始。1955年に結婚。そして中園氏が生まれた。

VTRを見終えた中園氏は自身の幼少期を振り返った。父が自身の指について「おなかがすいたから食べちゃったって。指を。たまに変わるんですけど、ライオンのおなかがすいてそうだから、あげちゃったとか。結構、その年齢に合わせて。全部うそだったんだなって、今」と語った。

そして「私、(父が)予科練って知らなかったんですよ。航空隊に落ちたような話をしてたんです。出来が悪いからって」とビックリしていた。

東京都中野区出身の中園氏は日大芸術学部放送学科卒業。「ハケンの品格」「Doctor−X 外科医・大門未知子」シリーズなどの脚本家で知られる。

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