ｔｉｍｅｌｅｓｚの篠塚大輝（２３）の日本テレビ系「ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！」出演は、日テレと篠塚双方にメリットのあるキャスティングだったという。
同番組を巡っては、元ＴＯＫＩＯの国分太一が複数のコンプライアンス違反があったとして６月に降板。国分がメーンで携わっていた、自然が豊かだった新宿に生き物を呼び戻す企画「新宿ＤＡＳＨ」は、ｔｉｍｅｌｅｓｚの松島聡が取り組むことになった。
８月３日には「新宿ＤＡＳＨ〜ホタル＆ブドウ ２大計画始動〜」を放送。新宿にホタルを呼び戻し、新宿産のブドウを作ることになったが、松島は、１人で２つもの計画をこなすのは難しいと判断し、篠塚を呼んだ。
ところが、だ。篠塚と言えば、ｔｉｍｅｌｅｓｚのオーディションで２月に新メンバーとして加わったばかり。しかもジュニアでの経験もない。にもかかわらず、一気に地上波ゴールデンに出演したことに他グループの一部ファンからやっかみの声が相次いだのだ。ある芸能関係者の話。
「ジュニアで下積みを経て華やかな場所で活動するという従来の段取りを踏んでいないため、快く思っていない一部ファンもいるのです。たしかに、ジュニアの中にはいつ日の目を見るかわからないのに、今も一生懸命毎日を送っている者もいる。そのあたりに違和感を覚えるのでしょう」
篠塚も自身のインスタグラムのストーリーズで「今回の出演に関して、さまざまな意見があることは真摯に受け止めております」とコメントしたが、そもそも旧ジャニーズのグループが新メンバーをオーディションで決めること自体、前代未聞だっただけに、仕方がない面もある。
それでは、なぜ今回のキャスティングになったのか。ある芸能プロ関係者はこう明かす。
「一橋大学の現役大学生の篠塚が、アイドルとしていろいろ経験不足なのはたしか。ステージだけではなく、バラエティーなどでも鍛えていかなければならない。そういう意味では長年続き、番組企画が固まっている『ＤＡＳＨ』は経験を積む上で打ってつけ。だからこそ篠塚をプッシュしたのです」
一方の日テレ側にもメリットがあるという。
「国分はコンプラ違反で『ＤＡＳＨ』を降板してしまったので、番組イメージがよろしくない。その点、篠塚はとにかくまじめな性格。番組コンセプトから逸脱することはないでしょうし、しっかりこなしてくれる期待から魅力的なタレントと言えるでしょう」（同）
いずれにしても、篠塚はこのチャンスをものにしたいところだ。
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