俳優・吉沢亮の主演映画「国宝」(李相日監督)が興行収入100億円を突破したと18日、配給の東宝が発表した。日本映画の興収100億円突破は2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(本広克行監督)以来、22年ぶりの快挙となる。
任侠の家に生まれた立花喜久雄(吉沢)が上方の大物歌舞伎俳優に引き取られ、女形の歌舞伎俳優として芸に生涯をささげる物語。歌舞伎俳優・中村鴈治郎らの指導を受け、1年半の猛特訓で歌舞伎を習得した吉沢、横浜流星らの熱演など、完成度の高さが口コミで広がり、社会現象を巻き起こした。6月6日の公開から2か月以上が経過しているが、勢いは衰えず、今後もロングラン上映が続きそうだ。
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