100と20年 むかしのはなし それからほんとに 途絶えたか きっと今でも いるんじゃないかOH! OH! オオカミ Dreamy‼――。
そんな歌詞で始まる「東吉野Oh!オオカミ音頭」が完成。1905年に日本で最後にニホンオオカミが捕獲されたと伝わる奈良県東吉野村で16日夜にあった盆踊りで披露された。
人口減少が進む中、オオカミを地域おこしにつなげようと、村民や村職員らで「東吉野オオカミ音頭実行委員会(西林宗幸委員長)を5月に設立し、制作を進めた。作詞作曲と振り付けは、村在住の音楽家、松谷文美さんが担当。オオカミがほえる様子を取り入れているのが特徴だ。踊りに参加した約50人は、手作りオオカミ面をかぶって思い思いに楽しんだ。
松谷さんは「子どもから高齢者まで気軽に踊れるよう、簡単な振り付けにした。今後、もう少し大人向けにしたい」。西林委員長は「幅広い世代に楽しんでもらい良かった。盆踊り以外の村のイベントでも披露し、広まれば」と話した。【山中尚登】
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