盛岡で送り盆の伝統行事「舟っこ流し」 猛暑の中、川面に炎ゆらめき

Date: Category:社会 Views:4636 Comment:0

火が放たれて燃えながら北上川を下る「盛岡舟っこ流し」の舟=盛岡市で2025年8月16日午後、佐藤岳幸撮影
火が放たれて燃えながら北上川を下る「盛岡舟っこ流し」の舟=盛岡市で2025年8月16日午後、佐藤岳幸撮影

 およそ300年の歴史がある伝統行事「盛岡舟っこ流し」が16日夕、岩手県盛岡市の北上川で開かれた。今年は市南部・仙北地区の町内会など12の団体が参加し、それぞれ舟を制作。川の両岸に集まった市民らが見守る中、竜をかたどった舟は川面に浮かぶと、火を付けられ、爆竹の音とともに勢いよく燃えていた。

 起源は盛岡藩主の法事とされるが、現在は先祖の霊を送り、無病息災を祈る行事として定着している。

 盆地で夏の暑さが厳しい盛岡でも「舟っこ流し」が終わると、秋の気配が感じられるとされてきたが、今年は猛暑が続く中で舟が流れていった。【佐藤岳幸】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.