「吉本興業」が運営する劇場「よしもと祇園花月」(京都市東山区)が、2025年8月18日をもって閉館。最終公演は劇場の名物「RGが90分あるあるを歌い続ける」企画で、レイザーラモンRGら芸人たちによる「祇園花月あるある」で幕を閉じた。
半世紀以上続いた「京都花月劇場」の閉館から24年ぶりとなる京都での直営劇場として2011年7月に開館した「祇園花月」。若手の人気芸人から実力派ベテランまで、多彩な出演者による漫才・落語・諸芸・京都オリジナルの「祇園吉本新喜劇」を披露してきた、京都唯一のお笑い常設劇場だ。
そんな劇場の最後を飾ったのは、全国的に人気となった企画「RGがあるあるを歌い続ける」シリーズ。元々「祇園花月」で生まれたイベントでこれまでも名あるあるを数多く生み出してきた。
この日は『RGが90分あるあるを歌い続け、 最後にみんなで祇園花月あるあるを言い続ける会。今まで本当にありがとう!!!』として、レイザーラモン、ザ・プラン9、ギャロップ、ミサイルマン岩部、モンスターエンジン、アキナ、もりやすバンバンビガロ、藤崎マーケット、ミキという、祇園花月に思い入れのあるメンバー20名が勢揃いした。
途中、藤崎マーケットによる「おるおる」や武将様とゴエ爺による「戦国おるおる模写」などほかの名物企画もはさみながら、「ツートライブたかのりあるある」「スマイル工務店あるある」「たけし(ギャロップ林)あるある」などを披露し、いつものアットホームな雰囲気で盛り上がった。
その後、「出番合間に滋賀竜王アウトレットに営業行きがち」「バス停が真ん前すぎる」「地下の楽屋、湿度100%」「隣のコロラド明日閉まる空気やけど明日もやってる」「桑原師匠が毎年インフルエンザ持ち込む」など登壇芸人から集まった「祇園花月あるある」45個を、『We Are The World』に乗せて熱唱したRG。
最後に西川きよし師匠のモノマネをしながら、RGは「ありがとうなみんな。吉本あるある、劇場潰れがちやから、潰れても次から次にコツコツといろんなところで出来るので、これかららもよろしくお願いします!」と呼びかけると会場からは大きな拍手が。その後スクリーンに「ありがとう祇園花月」の文字が浮かび、笑いとエモさ満載の最後となった。
取材・文/Lmaga.jp編集部
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