女優の木村文乃が主演を務める連続ドラマ「愛の、がっこう。」（フジテレビ系、木曜午後10時）の第7話が21日、放送される。小川愛実（木村）と婚約する川原洋二（中島歩）から殴られ、階段から転落したカヲル（ラウール）が入院。警察が当時の状況について話を聞くが…。
「愛の、がっこう。」とは？
連ドラ「白い巨塔」「昼顔」などを手がけた脚本家の井上由美子さんと演出家の西谷弘さんが再タッグを組む完全オリジナルのラブストーリー。すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな壁を越えて引かれ合う姿を描く。堅い家庭で育ったまじめすぎる高校教師の愛実が文字の読み書きが苦手なカヲルに言葉や社会を教える「個人授業」を実施。次第に距離を縮める2人を、さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が襲う。
「愛の、がっこう。」第6話振り返り（ネタバレ）
愛実の母、早苗（筒井真理子）は、夫の誠治（酒向芳）の命令で、カヲルが働く店を訪問。娘を惑わさないでと頼み、札束を差し出した。カヲルはそれを受け取らず、せめて飲んで楽しんでくださいと言い残し、愛実がいる学校へ。校門越しに愛実と向き合った彼は、1日だけ遠出をし、それで最後にしようと持ち掛け、2人で「お別れ遠足」に出掛けた。
カヲルが好きな京浜急行に乗り、2人は神奈川県の三浦海岸へ。ボックス席で愛実は隣に座った彼の横顔を見て小さな幸せをかみしめた。神社では、愛実が作法を教え、並んで絵馬を奉納。青空教室では、「本当は学校に行きたかった」と心の内を明かすカヲルに、愛実もまた過去の婚約破棄や自殺未遂を打ち明けた。互いの傷を分かち合いながら、2人は笑顔を取り戻していった。
食堂で食事をしながら、お金よりも優しい父親がほしかったと愛実がつぶやく。カヲルは、それを言えるのは、本当にお金に困ったことがないからと返し、空気は一瞬ぎこちなくなったが、その後、初めてのパチンコ体験に戸惑う愛実をカヲルが優しく「指導」した。海辺で砂に「先生げんきでな」と書いたカヲルの文字を愛実が添削。「読点」と「句点」を付け足し、その意味を説明した。
そんな時間を過ごすうちに距離がさらに縮まり、2人で逃避行しようと持ち掛けるカヲル。愛実もまんざらでもなさそうだったが、カヲルから具体的な話を聞くとその過酷さに苦笑いした。しかし「最悪が楽しんだよ、きっと」というカヲルの言葉に愛実は感情を抑えきれず、顔を近づけてキスをしようとした。カヲルは「しないって、言ったろ？」と一旦止めるが、愛実への気持ちは止まらず、「約束」を破って夕方の海岸で本能のままキスを交わした。その後2人はもう会わないと約束し、三浦海岸駅で別れた。
ホームで電車を待つ愛実がスマホに電源を入れると、同僚の佐倉栄太（味方良介）らからの大量の通知が画面を埋め尽くした。一気に現実の世界へと引き戻される愛実。校門で愛実とカヲルが密会しているところを教え子の沢口夏希（早坂美海）に見られており、愛実は保護者から説明を求められていた。
一方、愛実と別れたカヲルの前に、川原が現れ、カヲルの行為を非難した。そんな川原をカヲルが挑発。頭に血が上った川原はカヲルを殴打してしまい、その勢いでカヲルは歩道橋の階段から転げ落ちた。
「愛の、がっこう。」第7話あらすじ
川原から突き飛ばされ、階段を転げ落ちたカヲル。救急隊員が駆けつけ、そのまま入院することに。一方、学校でカヲルと会っているところを夏希に目撃されていた愛実は、教頭や保護者から説明を求められる。カヲルとはもう会わないと伝えて謝罪する愛実に、夏希の母、あかり（映美くらら）は「ホストとは二度と関わらない」と念書を書くよう求める。
入院しているカヲルのもとを、警視庁捜査一課の刑事が訪ね、ケガをした状況について聞く。見舞いにやってきた後輩ホストの竹千代（坂口涼太郎）に、カヲルは愛実と会っていたことを打ち明ける。
カヲルを突き飛ばしたことがバレるのではと怯える川原は、愛実に会えないかとメッセージを送る。愛実はトラブルがあったので行けないと断るが、どうしてもと粘る川原に根負けし、仕事帰りに会うことに。トラブルについて聞かれ、言葉を濁す愛実、川原は右手にケガをしていた。さりげなくカヲルについて聞き出そうとする川原に対し、愛実はもう二度と会うことはないと話す。家に帰った愛実は、誠治からカヲルとのことについて執拗に責められる。耐えかねて家を飛び出した愛実は、電話をかける。
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