俳優のアラン・テュディックが、映画「アイ,ロボット」で主演俳優のウィル・スミスより人気を得たことで映画の宣伝材料から削除されたそうだ。ウィルが主人公のデル・スプーナー刑事を演じた2004年公開の同作、ロボット「サニー」役を演じたアランだが、試写会後自分抜きでの宣伝に驚きを隠せなかったという。
アランはジム・カミングスとのポッドキャスト「トゥーン・イン」でこう話す。「私がロボットのサニーを演じたことを多くの人は知らなかった。それには理由がある。テスト上映が行われていて、キャラクターの評価をしていたんだ。私は、『アラン、君はウィルよりも高い評価を得ている』という報告を受けてね」と明かし、「そして私は消えた。宣伝に一切入らない、私の名前はどこにも言及されずだ」と続けた。
ちなみに今回のアランのコメントにウィルは反応していない。
「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」や数多くのディズニーアニメで知られるアラン、声とモーションキャプチャーを担当したサニーに全力を注ぎ込んだと振り返る。「本当にショックで、『待ってくれ一体どうしたんだ?彼らは何を?誰も私がやっているのに気づいていないぞ』って。フォックスは『うーん』という感じでね」とし、「悲しかった。ロボットのように動かなければならないし、とても努力していた。当時は本当に落ち込んだよ」と語った。
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」「クリーチャー・コマンドーズ」から「アラジン」「モアナと伝説の海」「スーパーマン」まで多くの作品でキャラクターの声を担当してきたアランは、「私は現場にいて、舵を取り、俳優と何度もやり取りしていた」「私の声は皆が見ている世界と完全に結ばれている」と声による出演は尊重されるに値すると話していた。
(BANG Media International/よろず〜ニュース)
Comments