広陵高校(広島市)が21日、硬式野球部の中井哲之監督の退任を発表しました。広陵は部内で起きた暴力事案の影響で、全国高校野球選手権大会の1回戦に勝った後、出場を辞退していました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「広陵の監督交代と暴力事案」を解説します。
Q どうして監督が退任することになったの?
A 学校側は「暴力事案について第三者委員会の結論が出ていないことなどから現在の指導体制を継続するのは困難だと判断した」としています。
Q 監督のこれまでの実績は?
A 1990年に就任し、91年春と2003年春のセンバツ大会で優勝するなど、監督として歴代7位の春夏通算41勝を挙げています。多数のプロ野球選手も育てています。
Q 新しい監督は誰になったの?
A これまでコーチをしていた松本健吾氏です。部長も中井氏の長男惇一氏から、バスケットボール部の顧問である滝口貴夫氏に交代します。
Q 広陵は今後も試合に出られるの?
A 広島県高校野球連盟は、23日から始まる秋季県大会地区予選への出場を了承しました。広陵から指導体制の見直しと、部員へのアンケートで現1年生と2年生による暴力やいじめがないことを確認したと報告を受けたそうです。
Q 県高野連が広陵に求めていることは?
A 新事実が分かったらすぐ報告することや、被害者側に丁寧に対応することなどを求めています。
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