増居-福井の「慶応バッテリー」が描く理想像とは トヨタ自動車

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グラブを合わせるトヨタ自動車の増居翔太投手(右)と捕手の福井章吾選手=京セラドーム大阪で2024年11月6日、長澤凜太郎撮影
グラブを合わせるトヨタ自動車の増居翔太投手(右)と捕手の福井章吾選手=京セラドーム大阪で2024年11月6日、長澤凜太郎撮影

 大学時代からバッテリーを組み、社会人野球の名門チームで「エース」と「正捕手」として存在感を見せている。

 第96回都市対抗大会に出場する豊田市・トヨタ自動車で3年目の左腕・増居翔太投手(25)と4年目で捕手の福井章吾選手(26)。甲子園を沸かせ、慶応大で華々しい成績を残した2人が飛躍の時を迎えている。

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「配球に遊び心感じるように」

 6月の東海2次予選。先発した増居投手の試合でマスクをかぶったのは福井選手だった。バッテリーを組んで2試合に先発出場した。

 増居投手は、Honda鈴鹿との第1代表決定トーナメント2回戦で6回無失点と好投。西濃運輸との第1代表決定戦では、8個の三振を奪って137球で完封した。計15回を投げて得点を許さず、圧倒的な投球を披露した。

 走者を出す場面は多く、増居投手は「反省と課題は出た」と口にしたが、ベストの状態ではなくても結果で応えるエースとしての役割を見事に果たしてみせた。

 増居投手は「最近は引き出しが増えて、(福井選手の)配球に遊び心を感じるようになった」。福井選手は「投げられる球種が増えたり精度が上がったりしたからこそ、僕の中でも(リードに)余裕や幅が出てきた」とお互いをたたえた。

 学年が一つ違うが、共に高校時代に甲子園を沸かせた。

甲子園で無安打無得点投球

 増居投手は彦根東(滋賀)時代、春夏計2回の甲子園を経験し、いずれもチームを大会初勝利に導いた。

 2018年の活躍…

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