音楽家でお笑いタレントのミッチェル(本名:栗林美智瑠=くりばやし・みちる)さんが18日、子宮体がんのため都内の自宅で死去したことが25日、明らかになった。所属の吉本興業が発表した。47歳。静岡県出身。葬儀・告別式はすでに近親者で執り行われ、後日お別れの会を開く予定だという。
ミッチェルさんは2歳半からピアノを始め、高校・大学では声楽を学びながら、在学中から音楽家として活動。卒業後は二期会オペラストゥーディオ予科に進み、オペラ歌手など幅広いジャンルの歌い手として、コンサートやライブに出演した。2019年、40歳にしてNSC(東京25期)に入学。卒業後は音楽家からの愛称である「ミッチェル」の芸名で芸人としても活動し、多彩な才能を発揮していた。
2024年3月、吉本のWEBメディア「FANYマガジン」のインタビューで、子宮体がんステージⅣのBと宣告されたことを公表。医師から「手術をしても5年生存率は20%です」と告げられた際、「この20%にあなたがなればいいんですよ」と言われ、「その言葉に目からウロコというか、感動しました。20%でも可能性があるのだったら、私は前を向いていきたい。だって、音楽家としても芸人としてもまだまだ成し遂げたいことがたくさんあるのだから」と力強く語っていた。
その後も闘病を続けながら活動していたが、7月8日放送のTBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」への出演が最後の芸能活動に。今月8日には自身のXに「痛みが酷くて気力がない。薬を飲んでも効かないほど、リンパ浮腫の洗礼を受けてる。それでも食欲はあるから、有り難い」とつづっていた。
(よろず〜ニュース編集部)
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