
バレーボール男子日本代表は9月12日からマニラで開催される世界選手権で表彰台を目指す。
ミドルブロッカーの小野寺太志選手(サントリー)が、8月22日に東京都内で報道陣の取材に応じた。
今年から副将に任されたことへの思い、ロラン・ティリ監督の印象などを語った。【小林悠太】
「今までの感覚と違う」
<パリ・オリンピック代表のミドルブロッカーの中では唯一、世界選手権に出場します。パリ五輪代表だった山内晶大選手と高橋健太郎選手が代表から離れている中で、小野寺さんはどのような考えから代表活動に参加していますか>
ティリさんから、チームを外側からみて、支える存在が必要ということで、バイスキャプテン(副将)として、僕と(高橋)藍と富田(将馬)が指名されました。
選手として(のプレー)だけでなく、そういう(チームを引っ張る)面でも期待をされたので、期待されている以上、チームに残って貢献することも大事だと思いました。
世界選手権への参加も(出るかどうか)もちろん考えましたが、それ以上に、このチームでの目標があると思ったので、選んでもらっている以上、そこに向けて全力で貢献しなければいけないと思います。
もちろん、(代表活動に参加するかどうか)一人一人の考えを尊重しますが、僕は残るという考えになりました。
<副将の話は、いつ言われましたか>
(7月に)沖縄で合宿している時に言われました。代表に合流して、1、2日後の練習中です。
最初は、練習の合間に(ティリ監督から個人的に)言われて。
その後、チーム全体の前で、ティリさんが、この人たちを(副将に)任命すると言ってという形でした。
<どのような役割を果たしたいと考えていますか>
やはり、経験をしている選手という立場です。同じポジションの(他の)選手は、僕より年下で、代表活動に長くいる選手はいません。
経験を踏まえて、チーム全体を良い方向に導いていかなければいけないと思っています。
<昨年までと意識に変化はありましたか>
年齢的にチームでも上の方です。自分ができることは、そんなに多くないと思いますが、そういった役割を僕に与えてくれたので、期待に応えなければと思います。
プレーももちろんですが、チームに対して、どういう働きかけをするかを今までよりも考えています。
そういった話を(主将の石川)祐希含め…
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