
フィギュアスケート男子で、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック有力候補の一人でもある山本草太選手(MIXI)が、毎日新聞の取材に応じた。勝負のシーズンへ、ショートプログラム(SP)を3季ぶりに「イエスタデイ」に決めた理由や、フリー「ハレルヤ」で取り組む4回転フリップの手応えなどを語った。
昨季はかみ合わなかった歯車
23年全日本選手権で3位となり、初の表彰台を決めた山本選手にとって、昨季は更なる飛躍を期すシーズンだった。だが、思うように結果が伴わず、24年全日本選手権は10位。シニア転向後、初めての2桁順位となった。一体、何があったのか。
「追い込み過ぎる部分が多かったと思います。自分の理想が高過ぎるが故に、ジャンプと表現との融合が思うようにいきませんでした」
そう切り出した山本選手は、続けた。
「昨季は…
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