世界各国の料理を、独自の形で進化させた食べ物がさまざまある日本。そうした日本ならではの味は、多くの訪日外国人観光客を魅了しています。イタリアからやってきたカップルも、滞在中にどうしても食べてみたい日本の洋食があるそうです。その料理とは、いったいどんなものなのでしょうか。
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アニメと日本食に魅力を感じて初訪日
イタリアの古都・フィレンツェからやってきた、ロレンソさんとマルティーナさん。ふたりとも、日本へ来るのは今回が初めてです。東京のほか富士山、京都、大阪、宮島をめぐる予定だといいます。
ロレンソさんは日本のアニメが大好きで、とくに少年漫画の「ワンピース」と「るろうに剣心」がお気に入りなのだそう。日本のサブカルチャーに触れることを楽しみに、日本へやってきたと教えてくれました。
すると、「一番大事なこと忘れていた! 食事も!」とマルティーナさん。ロレンソさんも「そう、僕たちはイタリア人だからね。来るきっかけとして、食事はとても大事だよ」と笑顔でうなずきました。
日本独自のオムライスを食べることが楽しみなふたり
そんなふたりは、前日に到着したばかりでしたが、さっそく日本食を満喫しているようです。ロレンソさんは「寿司とたこ焼き、餃子を食べたよ。たこ焼きはカツオ節がのっていて、とてもおいしいね」と、感激した様子で話します。
一方、マルティーナさんには、日本にいる間に食べてみたいものがあるそうです。
「ごはんの上にオムレツがのったやつを、絶対に食べたいと思っていて。あれはオムライスという名前で合っているの? 食べるのが楽しみで仕方ないわ」
それを聞いたロレンソさんも「真ん中を割ると、とろとろの卵が出てくるやつ!」と目を輝かせました。
オムライスは、日本で生まれた洋食の代表格。イタリアにもフリッタータというオムレツの卵料理がありますが、ごはんの上にふわとろのオムレツをのせるという発想は、やはり日本独特のものでしょう。
美食の国からやってきたふたり。オムライスを食べてどのような反応を示すのか、とても楽しみですね。
Hint-Pot編集部
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