岩橋玄樹が泥に向かってのヘッドスライディングを回顧「お風呂で泥が落ちなくて大変」

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映画「男神」完成披露舞台あいさつに登壇した遠藤雄弥(写真右)と岩橋玄樹
映画「男神」完成披露舞台あいさつに登壇した遠藤雄弥(写真右)と岩橋玄樹 / 撮影:永田正雄

映画「男神」完成披露舞台あいさつが8月26日に都内で行われ、遠藤雄弥、彩凪翔、岩橋玄樹、須田亜香里、アナスタシア、井上雅貴監督が登壇。9月19日(金)の公開に向けて、作品の見どころなどを語った。

■優しい父親役に感激の遠藤雄弥「衣装が白シャツで…」

本作は、YouTubeの「怖い話怪談朗読」にて朗読され、「今までで一番怖い話」だと注目をあびた話題作。オリジナルストーリーとして映画化され、日本の伝統美に潜む狂気と、家族の悲劇が描かれている。

公開を前に、主演の遠藤は「やっとこんな役がきた」と感激すると「人を裏切ったりする役が多かったので、やっと子煩悩な優しい父親の役がきて、衣装が白シャツで…」と満面の笑みを浮かべる。

そんな遠藤の妻役を務めた、宝塚で男役トップスターだった彩凪は「今まで芯の強い男性の役をやってきたので、すごく新鮮な感覚でした。愛する家族や息子と向き合う姿は強い母であり、人としても強い女性だなと思いました。その女性を演じる上で監督ともお話しながら、映画は経験が浅いので緊張しながら頑張りました」と心境を語った。

映画初出演で、テーマ曲も手掛けた岩橋は「自分のアーティストや俳優としての生きがいが一度にできて楽しかったです」と感謝。「曲も『男神』のストーリーの内容を考えて書いたので、一番映画を見ているんじゃないかなと思います」と自信をみなぎらせると、楽屋でミュージックビデオの鑑賞をしたという遠藤は「めちゃめちゃ格好良かったです」と絶賛した。

強い女性を演じた須田は「ガテン系の服装で泥だらけだったんですけど、『意外だね』って言われることがうれしくて、アイドル時代の須田亜香里のイメージをみんな持っていてくれたんだなって思いました。岩橋くんとは泥だらけの姉弟役で、衣装だけじゃなく体も泥だらけになって、現場の重機を扱う建設員として頑張りました」と力強く語る。

すると岩橋も「泥に向かってヘッドスライディングしてました」と明かし、「お風呂とかも泥が落ちなくて大変でしたよね」と思い返すと、須田も「耳の裏とかもしっかり洗わないと翌日まで響く泥だらけ姉弟でした」と楽しそうに語った。

そんな2人のやりとりを見た遠藤は、逃げ惑う役として「走るところは僕も泥だらけなんです。でも、僕は逆に落ち着きました」とほっとした様子を見せ、「彩凪さんは宝塚の元男役スターなので、そんな男前な方の夫をするのはプレッシャーだった」とそちらの方が大変だったことを明かし、「彩凪さんからコミュニケーションを取っていただいて助かりました」と感謝した。

映画「男神」完成披露舞台あいさつより
映画「男神」完成披露舞台あいさつより / 撮影:永田正雄

■英語のせりふが話題の岩橋玄樹「元々は別のせりふでした」

ホラー好きだという岩橋は「映画を見て、いい意味ですごく変わっているホラーで、たくさんの意味が込められていて何回見ても面白いホラーだと思いました。見れば見るほどいろんな考察ができます」と話す。

さらに、英語でのせりふがあったことに触れられ、「元々は別の長いせりふだったんですけど、本番5分くらい前に段取りが全部変わっちゃって、結構大変でした」と突然英語で話すことになったことを告白。井上監督は「言われた通りやっても面白くないと思って」と申し訳なさそうにせりふを変えた理由を語る。

撮影の思い出を聞かれた須田は「男勝りなキャラクターだったので男同士のけんかを止めに行くシーンがあって、どうやったら止められるかな、どうやったら強そうに見えるかなと思って、上腕二頭筋が発達するように筋トレを変えたんですけど、あまり分からないかもしれません」と役作りに努力していたことを明かした。

また、ステージでは人間たちを恐怖に陥れる存在“男神”を想像してキャスト陣がフリップに書く場面があり、彩凪が竜巻のイメージ、アナスタシアがゆるキャラ、岩橋は海外の都市伝説のイメージでキャラクターを描くと、遠藤は自分の怒りの感情から逃げている絵だと主張。

そんな中、須田が「地上を走れる竜です。ドドドドって追いかけてくる竜だと思いました」と見せつけると、井上監督は須田の描いた絵を選び、決して「男神」のイメージとは違うと前置きをした上で「愛らしくて、昔の人が見たことないものを思い浮かべて想像したものを体現したような絵で、独創性があるなって思いました」と称賛。

しかし、須田から「これが『男神』のイメージなんですか?」と問われたことで、会場の人たちの頭では「あれが『男神』か」と思わせる雰囲気を醸し出す結果に。最後に、遠藤は「幅広い人に楽しめる映画のなのでいろんな人と見てください」だと、観客に呼びかけていた。

◆取材・文=永田正雄

映画「男神」完成披露舞台あいさつより
映画「男神」完成披露舞台あいさつより / 撮影:永田正雄

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