松村北斗、忘れたくない有名映画監督との記憶「乾杯して飲んだビールが染みました」

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SixTONES松村北斗(30)と女優の高畑充希(33)が27日、都内で主演映画「秒速5センチメートル」(奥山由之監督、10月10日公開)完成報告会に出席し、忘れたくない思い出について語った。

新海誠氏による07年公開の同名劇場アニメ作品の実写版。互いに特別な思いを抱きながらも、小学校を卒し、離れ離れになった主人公・遠野貴樹(松村北斗)と篠原明里(高畑充希)の18年間にわたる人生を描く。

物語にちなみ、これからも大切にしたい思い出についてもトーク。松村は、映画を好きになったきっかけの作品「リップヴァンウィンクルの花嫁」を手がけた岩井俊二監督とのエピソードを挙げた。

岩井監督とは23年の映画「キリエのうた」でタッグを組んだ。当時は作品の内容も相まって不安で苦しい日々の連続だったという。「クランクアップした時に帰り支度していたら監督が来てくれて。急にお財布を持って小走りで何かを探し出して、自動販売機でビール2本買ってくださった」と回想。「『本当に素晴らしかった。乾杯しよう』と言ってくれて、乾杯して飲んだビールがとてもつもなく人生に染みました。うれしい気持ちになった時にも思い出すし、しんどい時とか、うまくいかない時っていうのは、またそういう奇跡みたいな時に巡り会えるよう頑張ろうって思い返します」と、宝物のような思い出を明かした。

高畑はデビュー時からの記憶を回想。「デビューした時から何度も立っている地元の大阪の劇場があるんですけど、そこのエレベータのニオイが忘れられないです。思い出って絵で残っていることもあるけど、ニオイとか空気とかが残っていることも多いなと思って。この映画でもそういうことを感じました」と語った。

松村は今作について「ものすごく美しい、切ない恋の物語に浸っていただきたいという思いもある」とした。加えて「今は落ち込むことも喜ぶこともかなり簡単になってしまったが故に、えたいの知れぬ“モヤ”を抱えているのかなって。そのモヤと対峙(たいじ)した時に、スッと寄り添って、ちょっと力を貸してくれるような映画なんじゃないかなと思います。一人でも多くの方を手助けできたらうれしい」と願いを込めた。

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