俳優の斎藤工が主演を務める連続ドラマ「誘拐の日」（テレビ朝日系、火曜午後9時）の最終回（9月2日OA）予告が26日、放送され、クライマックスに向けた視聴者の考察合戦がSNSで過熱している。
「誘拐の日」とは？
「シグナル」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などのドラマで知られる韓国のスタジオ「ASTORY」が、2023年に製作した同名ドラマが原作。二転三転するスピーディーな展開と、愛を知らない天才少女、七瀬凛（永尾柚乃）と愛しか知らない不器用な誘拐犯、新庄政宗（斎藤工）との心の交流を描く。
最終回予告で政宗（斎藤工）と山崎（Snow Man・深澤辰哉）に言動に注目
第8話（26日放送）で、政宗は、妻の汐里（安達祐実）のマンションで七瀬家の防犯カメラの記録媒体を発見。そこには、事件の1週間前に七瀬家を訪れる汐里の姿が映っていた。一方、凛は、投資会社「Zキャピタルズ」の日本支部長、ケビン福住（鈴木浩介）の手下、鮫洲豪紀（栄信）によってシンガポールに連れていかれようとしていた。凛は出発直前、自ら親子丼を食べ、アレルギー発作を起こし運ばれた病院から逃走。そんな凛を助けるため、政宗は刑事の須之内司（江口洋介）とともに病院に向かい、またしても鮫洲と対決した。その後、凛と政宗は、一連の事件が落ち着くまで政宗を逮捕せず協力してほしいと須之内に懇願。須之内は承諾し、2人を自宅に匿うことにした。
政宗は須之内に汐里が持っていた七瀬家の防犯カメラの映像を共有。さらに須之内が自分と汐里が凛の祖父、栄作（渋川清彦）の養子だったと水原に説明したことを思い出し、須之内に確認した。凛は驚きながらも「私のおじい様は研究のために過激な実験をしていたの。子供の脳にメスを入れて薬剤を投入したり…」と回想。政宗の脳裏に幼少期の記憶がよみがえった。
須之内は守の死の裏に、汐里の存在と研究があると察知。凛も同じ日、汐里が政宗に誘拐を指示したことを不審に感じた。汐里が殺人に関与している可能性を口にした須之内に、政宗は彼女にアリバイがあることを訴えたが、凛は、その日に限って、都合よくアリバイがある偶然を強調。守の遺体が発見された時、七瀬家は締め切られていた状態だったために遺体が腐敗していて、正確な死亡推定時刻がわからなかった。須之内は、守が殺害されたのが7月8日ではなく、前日7日の可能性もあると主張した。
そんななか、政宗は須之内に「事件を早く解決して凛には幸せな人生を歩んでほしい」と胸の内を明かし、記憶を取り戻させるため、凛を七瀬家に連れてきたいと頼んだ。須之内の部下に協力を得て、事件以来、七瀬家に戻った凛。研究が行われた地下室に向かうと、事件当夜に研究室で汐里らしき人影を見たことを思い出した。
一方、汐里は防犯カメラのデータを政宗に持ち去られたことに発狂。国外逃亡をもくろむが、自宅前で待ち構えていた須之内によって、守を殺したと自首した警備会社の元社員、松田真明（春風四方）と対面することになった。盗聴器を仕掛け、2人きりにした須之内だったが、その場に捜査一課の刑事、野坂健（山本栄司）と秋吉隼人（旭惟吹）が駆けつけ、真相を話そうとしていた松田を連行した。
汐里は2人が七瀬家にいることを通報。警察が駆けつけたことを知った政宗は、凛が自分のために何かを隠していることに気がつき、自ら出頭を決意した。凛は抵抗したが、政宗は「俺の願いはな、芽生の病気が治ることと凛を安心できる場所に戻すことだった。願いはかなった。もう思い残すことはない」と激白。凜は泣きながら一緒に逃げることを懇願したが、そこへ警察が突入して2人は引き離された。拘束された政宗を見た凜は「やめて！乱暴しないで！」と絶叫し、「政宗、政宗…。待ってパパ！ パパ！」と泣きじゃくった。2人を手助けした須之内も犯人隠避罪で逮捕された。
その後、放送された最終回の予告は、「これから全部教えてあげる。私が何を思い出したのか」という凛の声でスタート。教会で手を合わせる凛や副理事長室で不敵に笑う顧問弁護士、山崎忠（Snow Man・ 深澤辰哉）など登場人物が次々と映し出され、「俺も思い出したんだ。あの日、何をしたのか」という言葉と共に笑う政宗の姿もあった。
視聴者はそんな政宗のシーンに注目。SNSに「政宗だったらどうしよう…」「汐里と見せかけての政宗？」「政宗は多重人格？」などの声が声が相次いだ。また、山崎の表情が気になったという人も多く、「山崎弁護士怪しすぎませんか？」「実はわざと急所を外して助かった？」「予告の山崎さんが、少し怖い顔に見えた」「申し訳ないけど、山崎弁護士信じきれない」「黒幕感ある座り方していた」という書き込みも見受けられた。
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