
「僕の夢は、社会人で東京ドームでプレーすること」
そんな作文を書いた少年が、12年の時を経て目標を実現させる。
東京ドームで28日に開幕する第96回都市対抗野球大会。3年ぶり41回目の出場を果たした日立市・日立製作所の清水大海(ひろうみ)外野手(25)は、中学生の頃、野球への思いを作文にまとめて都市対抗の始球式に応募し、選ばれた経験を持つ。
今や名門チームの中軸を担うまでに成長した好打者は、9月2日の初戦・西部ガス(福岡市)戦を心待ちにしている。
作文応募し、始球式へ
日立市出身の清水選手は、同じく日立製作所で主に捕手としてプレーした父拓さん(57)の影響もあり、幼い頃から野球に親しんだ。
日立製作所の林治郎監督は、少年時代の清水選手を指導したことがあり「当時から器用で、走攻守の三拍子がそろった選手だった」と振り返る。
2013年、13歳だった清水選手は都市対抗の始球式に参加する家族を公募していると知り、作文を書いて応募した。
<僕の夢は、…
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