アイドルグループ「SUPER EIGHT」の横山裕(44)が31日、今年の日本テレビ系「24時間テレビ―愛は地球を救う―」(8月30〜31日、東京・両国国技館)のチャリティランナーを務めることが明らかになった。31日放送の「ヒルナンデス!」(同局系)で生発表された。
この日の「ヒルナンデス!」には「24時間テレビ」の総合司会を務める羽鳥慎一アナが出演。番組冒頭から、木曜レギュラーの中からチャリティランナーがいることを伝えた。
そして番組終盤に発表されたのは、「オレです」と自身を指さす横山だった。
横山が走ると決めた理由は、子どもの貧困問題を知ってほしいからだという。
自身も3歳の時に両親が離婚。母親はシングルマザーとしてパートやスナックで働きながら横山を育てた。
「うち貧乏やったと思うけど、オカンはそれを本当に見せなかった」
5歳のときに母親が再婚。苗字が横山になり、2人の弟ができたが、家計の負担を減らすため中学を卒業すると建設会社に就職。工事現場で働きながらタレント活動をスタートさせた。そんな時、母が病気になったという。
「弟はまだ9歳とかだった。僕もまだ20歳にもなっていなかった。自分のことでいっぱい、いっぱい。(弟は)養護施設に行くしかなかった。どうしようもできへんかったし、すごいもどかしかった」
昨今、子どもの貧困は日本でも問題になっている。厚生労働省2022年「国民生活基礎調査」によると、9人に1人が経済的な事情で十分な食事や教育が受けられない。
そこで横山は「もし僕が走ることによって、そういう境遇の子がいるんだと、ちょっとでも知ってもらうだけでも違うんなじゃないかと思う」と説明。
続けて「僕と似た環境の方もたくさんいると思うし。子供たちのために走れればいいと思っています。僕が走って何か変わるとは思ってないですけど、ちょっとでもわかっていただけたら、走る意味があるんじゃないかな」とチャリティランナーを務める意義を明かした。
そんな横山の思いをくんで、「24時間テレビ」では「マラソン子ども支援募金」を開設。寄付金は支援を必要とする子どもたちに寄付される予定だ。
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