7月30日、フジテレビの元取締役で、報道番組『プライムニュース』(BSフジ)の名物キャスターだった反町理氏が自身のXで、YouTuberへの転身を発表。だが同氏には“ある問題”が未解決であることから、ネット上では厳しい声が相次いでいる。
「今年3月、中居正広さんと元女性アナのトラブルをめぐり、第三者委員会が調査報告書を公表しました。同委員会は中居さんの行為を『性暴力』と認定する一方で、反町氏の過去のハラスメント行為も記されていました。
報告書によれば反町氏は、報道局に在籍していた2006年ごろ、後輩社員を休日にドライブや映画などに連れ回し、その後、断られるようになると不当な叱責メールや電話で怒鳴るなどの威圧的態度に出たといいます。また、2007〜2008年には別の女性に『今何してるか写メ送れ』という趣旨のメールを送っていたそうです。第三者委員会は、こうした一連の行為をセクハラに該当するとしました」(芸能ジャーナリスト)
これらの事実は2018年の『週刊文春』で報じられたものの、記事はうやむやにされ、反町氏の処分はないばかりか昇進を遂げ取締役に就任していた。
「しかし3月の報告書の公開を受け、BSフジは4月1日から反町氏の出演見合わせを発表。さらに6月、フジテレビは反町氏との嘱託契約を終了し、契約を更新しないと報告。事実上、テレビ界から“追放”される形となりました」(前出・芸能ジャーナリスト)
新たに始まる反町氏のYouTubeチャンネルの初回は8月1日公開予定で、国民民主党・玉木雄一郎代表との政局対談がメインになるという。『プライムニュース』時代の舌鋒の鋭さから同チャンネルに期待を寄せるファンもいる中、Xでは、初回の配信内容について呆れる声が続出している。
《ちゃんと説明してね》
《反町氏はご自身に甘いのではないか》
《貴方もある意味説明責任無かったっけ???》
《コンプラ問題の事実関係について反町さんからは何も聞いていません》
など、不満が多く見られたのである。これについて芸能プロ関係者も「反省の姿勢がまったく見えません」と疑問を呈している。
「この初回で反町氏は“フジテレビを辞めた件”に軽く触れるようですが、問題の核心であるセクハラ認定については触れないようです。本来なら、被害者への謝罪などを自らの口で語るべき。世間では“セクハラ加害で降板”と広く認識されているのですから、初回は説明と謝罪に徹し、政治の話は2回目以降にするべきではないでしょうか。
逆に、反町氏との対談に出演する玉木氏の考えもあまり理解しづらいものがありますね。ポジティブな反応は少ないと思うのですが……」
いずれにしても視聴者の信頼を得るには「反町節」より、まずは「反省の言葉」が必要のようだ。
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