コメどころである山形県酒田市の玉池(たまのいけ)神社で2日夜、雨乞い神事が行われ、農業関係者や住民ら約40人が降雨を祈願した。
今井宣幸宮司が祝詞をささげ、竜の頭を模したとされる木製の「龍頭(たつがしら)」を拝殿に立てたササに取り付け、農家と水をかけて頭を下げた。
今井宮司によると、雨乞い神事は82年ぶり。地元農家の三浦勝雄さん(80)は「稲の穂が出る最も大事な時期に田んぼに水がないのは困る。住民から雨乞いをしてほしいという声が上がった」と話す。
山形地方気象台によると、酒田の7月の降雨量は3ミリで、1937年の観測開始以来、2番目に少なかった。【長南里香】
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