知的障害のあるアーティストの新作グッズ 大阪・箕面で展示販売

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新作グッズと原画が展示されたポップアップストア。併設するギャラリーでは原画以外の作品を展示販売している=箕面市船場東2で2025年8月2日、加藤明子撮影
新作グッズと原画が展示されたポップアップストア。併設するギャラリーでは原画以外の作品を展示販売している=箕面市船場東2で2025年8月2日、加藤明子撮影

 知的障害のあるアーティストの創作活動を支援する生活介護事業所「インカーブ」の新作グッズを展示販売するポップアップストア(期間限定店舗)が2日、大阪府箕面市船場東2の複合施設「about her.」で始まった。18日まで。

 インカーブがグッズをリニューアルするのは約20年ぶりで、作品を身近に感じてもらうのが狙い。インカーブ所属のアーティストの作品をモチーフにしたポーチやハンカチ、バッグ、スカーフなど5種類13アイテムを販売している。

 ポップアップストアではグッズの他、モチーフとなった原画も展示している。併設するギャラリーでは、インカーブ所属のアーティストの作品約20点も展示販売している。

知的障害のある作家の作品をモチーフにした新作グッズと原画などを展示するポップアップストア=箕面市船場東2で2025年8月2日、加藤明子撮影
知的障害のある作家の作品をモチーフにした新作グッズと原画などを展示するポップアップストア=箕面市船場東2で2025年8月2日、加藤明子撮影

 初日の2日は、アーティストの新木友行さんが来場者の目の前で創作する「公開制作」も行われ、来場者とともに作品作りを楽しんだ。新木さんはプロレス好きで、実際に観戦した試合や名勝負の一場面を色鉛筆やペンを使って色鮮やかに描くのが得意。車椅子バスケットを取り上げた作品は東京オリンピック・パラリンピックの公式ポスターにも採用された。

 グッズは、インカーブのホームページから購入できる。22日~10月20日は東京・国立新美術館内のミュージアムショップでの展示販売も行う。【加藤明子】

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