<1分で解説>トランプ氏、誤情報でFRB批判 気まずい一問一答

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パウエルFRB議長(右)に数字の事実確認のための書類を渡すトランプ米大統領=ワシントンで2025年7月24日、ロイター 拡大
パウエルFRB議長(右)に数字の事実確認のための書類を渡すトランプ米大統領=ワシントンで2025年7月24日、ロイター

 トランプ米大統領が24日、改修工事中の米連邦準備制度理事会(FRB)本庁舎を訪れました。政治的独立性が重んじられるFRBに現職大統領が踏み込むことは異例です。トランプ氏は工事費用の予算超過を理由に、利下げ要求に応じないパウエル議長を批判しようとしましたが、パウエル氏に間違いを正されるやり取りがありました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「トランプ氏が誤ったデータでFRB批判」を解説します。

Q トランプ氏はパウエル氏にどんなことを言ったの?

A 「少し調べたところ、(工事費用は)約31億ドル(約4600億円)になっているようだ。少し、いや、かなり増えた」と話しました。

Q それでパウエル氏は?

A 驚いた様子で首を振り、「聞いたことがない」と否定しました。

Q トランプ氏の反応は?

A トランプ氏は内訳を書いた紙をスーツの内ポケットから取り出し、自信たっぷりにパウエル氏に手渡しました。

Q それを読んでパウエル氏は?

A 「これは別棟を含めている。5年前に完成した建物だ」と間違いを正しました。

Q 間違いを正されてトランプ氏はどうしたの?

A 気まずくなった様子で「それで、追加のコスト超過を予想しているのか?」と尋ねましたが、パウエル氏は「そうは思っていない」と答えました。

Q 利下げの話も出たの?

A 記者との質疑応答で、トランプ氏が「金利を下げてほしいんだよ」と笑いながらパウエル氏の背中をたたく場面がありました。

Q パウエル氏の解任についてはどうだったの?

A 視察終了後、トランプ氏は「その必要はないと思う。彼が正しいことをすると信じている」と述べました。

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