排せつ物処理、クレーム対応…清掃業に誇りも「時給、正当に評価を」

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給与明細を手に、最低賃金引き上げの必要性を訴える鈴木美穂さん(仮名)=東京都千代田区で2025年7月14日午後3時6分、塩田彩撮影
給与明細を手に、最低賃金引き上げの必要性を訴える鈴木美穂さん(仮名)=東京都千代田区で2025年7月14日午後3時6分、塩田彩撮影

 毎朝7時半から、役所の清掃業務に就く。職員が始業する午前8時半までに、担当フロアのゴミ箱からゴミを回収し、デスクや機材の下のほこりを掃除機で取り除き、リノリウムの床にモップをかける。

 その後は階段やトイレ、給湯室などの共用部分の清掃や消毒と、体を動かし続ける。首都圏に住む、40代の鈴木美穂さん(仮名)の話だ。

パートがクレーム対応も

 各フロアに清掃員は1人。現場に正社員の責任者が来るのは、月に2~3回ほどだ。職員からのクレーム対応や突発的なトラブルの処理も、鈴木さんらパート清掃員の役割だ。

 数週間前には「共用廊下の床が排せつ物で汚れている」と連絡を受けた。…

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